私、父パードレパドローネみたいなブログを目指してきました。

「父パードレパドローネ」とは、羊飼いの父親に抑圧されてきた息子が羊飼いになる予定だったのに言語学者になったという自伝が映画化されたもので、親子映画の金字塔なのですが、私、ピアノをやりたかったのにできなかった母に抑圧されてきた娘の私が自分の意思でピアノ教室をやるようになった、という、父パードレパドローネみたいな陰鬱なブログを目指してきました。

他の教室みたいな、「今日○○ちゃんが来ました、バイエルをやりました、また来てねー」みたいな文章に絵文字を使ってる、普通のブログを書くのが嫌でした。

自分ではそう思っていたのですが、2017年、人から「楽しいブログですね」と言われ、驚きました。

また、この記事の前の記事、ゲロ吐き過ぎたかな、と心配していたのですが、新規の問い合わせで「アットホームな感じで人見知りする子供にも教えてくれそうなので問い合わせてみました」と書かれていて、驚きました。

教室に来ることになり、お母さんから「先生楽しそうにピアノ弾いてるー」と言われ、今までの私なら「ピアノをやりたかったのにできなかった母にやらされて、それでも音楽が私を愛してくれたと気づいて自分の意思でピアノを仕事にしていくと決め、でも楽しいかと言ったらそうではなく、音楽が私を愛してくれたから仕事にしていて・・・」とか、くどくどしゃべっていたと思うのですが、お母さんに反論しようと思いませんでした。

私の実母から背負わされた重荷。あんまりにも重かったから、降ろさずをえなかったのですが、実母から背負わされた重荷を降ろしました。

あと、普通のブログでいいんじゃないかと思いました。「今日○○ちゃんが来ました、バイエルやってます」みたいな。そんな教室報告記事の他に時々、過去、母さんにピアノやらされて苦しかったけど今は自分の意思で仕事してる、とか今日観た映画、とか、普通のブログでいいんじゃないかと思いました。

とにかく、教室の宣伝とかの普通のブログじゃなく、「父パードレパドローネ」みたいな、母との確執満載のアート系ブログ、「自分が音楽を好きでやってるんじゃなく私がピアノから愛されたからやっている」というアート系ブログを目指していました。

書いている私本人、目指していなかったのに「楽しい、アットホームな感じのブログ」に読まれてるから、不思議だったのですが。

今日、母親から背負わされた「嫌だけど母さんが喜ぶからピアノ教室を仕事にしている」という重荷を捨てました。

明日はRちゃんとS君の兄弟とサラリーマンのSさんが来てくれます。

 

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ブログ 2020/06/27